自毛植毛の施術方法の種類(ニードル法・FUT法・FUE法)の特徴・違い

AGAでお悩みの方にとって自身の髪で少なくなった箇所の毛量を増やすことができるとなれば願ったりかなったり。 嬉しい限りの話ではないでしょうか。 そんな夢のまた夢のような話が実現できる方法は・・・といえば『自毛植毛』

自毛植毛とは?

自毛植毛は、読んで字のごとく、自らの毛を新たに植える(植毛)すること。 AGAの症状が出にくい側頭部や後頭部部分の比較的生命力が強い自身の髪を毛包ごと採取し、これを薄くなった箇所に植え付けることで、再び毛を甦らせることが出来る画期的な治療方法の1つです。 

自身の髪を植える自毛植毛は人工毛の植毛とは違い、拒絶反応をしめす危険も少なく、安全な植毛方法として人気があり、そして今、注目されているAGA治療方法の1つでもあります。

そんな自毛植毛の施術方法にはいくつか種類があります。

自毛植毛の種類 ニードル法
ニードル法とは?

ニードル法の「ニードル」とは、針のこと。 このニードル法とは植毛専用の植毛針を使い、頭皮に穴をあけながら毛包を採取し、その後 株分けされた髪を再び植えこむといった作業を同時に行う方法。 別名Choi式とも言われる施術方法です。

ニードル法のメリットは?

このニードル法のメリットはなんといっても、施術後の傷跡の目立ちにくさ。 施術にはニードル植毛専用の植毛器具を用いて施術を行うため、頭皮の傷口も小さく、仕上がりもキレイにそし施術跡が目立ちにくいといったメリットが有ることから、生え際など人目につきやすい繊細な箇所に植毛を希望する方には特にオススメな植毛方法です。 

ニードル法のデメリットは?

逆に、ニードル法のデメリットをあげると・・・ニードル法のデメリットは、施術時間の長さ。 髪を1本ずつ植えていく必要が有るニードル法は、500株を移植する場合、頭皮の穴も移植する数と同じだけの500箇所、移植作業も同じく500回。と、移植回数分の作業がそれぞれに必要となるため、時間と手間がかかり施術をする側(医師)も、施術を受ける側(患者)も大変です。 

また、移植時の針の圧力で毛根にダメージを強く与えやすく、顕微鏡を使わず施術を行うことで、場合によっては毛の定着力が少し低くなることもあるようです。

ニードル法がオススメな方は?

このニードル法は、世界的に知られている植毛方法ではありますが、日本や韓国といった東洋人の髪質(黒くて太い毛質)に適した施術方法。 そんなこともあり、西洋人にはあまり浸透していない、毛質的に合わない植毛方法でもあるようです。

自毛植毛の種類 FUT(毛包単位植毛)法
FUT(毛包単位植毛)法とは?

頭皮の髪は均等に1つの毛穴から1本ずつ生えているものではなく、1本、もしくは2~4本の毛が1つの束となりそれぞれ1、2ミリの間隔を空け生えています。 

FUT(毛包単位植毛)法は、これら束になって生えている毛を毛包ごと、そのままの状態で移植する方法のこと。 この方法は植毛の先進国でもあるアメリカより日本に導入された植毛方法だそうです。 

FUT(毛包単位植毛)法のメリットは?

このFUT(毛包単位植毛)方のメリットは、大きく分けて3つ。 

1つめが、毛髪の定着率の高さ。 毛包単位ごとで採取したグラフト(1つの毛穴から生えている毛)を植毛することで、定着率は他の移植方法よりも高くなり、FUT(毛包単位植毛)法を行っている病院の中には定着率が95%以上を実現している所もあるほど。

2つめは、自然に近い形で植毛が可能であること。 FUT(毛包単位植毛)法は、顕微鏡を使った毛根単位で移植する方法の中でも、最も最新技術の方法。 そんなこともあり、より自然に近い形に移植することが可能となります。

3つめは、高密度に植毛できる。 FUT(毛包単位植毛)法であれば、一連の施術の流れを全て手作業で行っている所が多く、この場合、植毛技術の高い医師が施術を行うことで、毛の密度が高く、より自然に近い状態に植毛をすることが可能となります。

FUT(毛包単位植毛)法のデメリットは?

FUT(毛包単位植毛)法のデメリットとしては、ドナーを採取する部分(後頭部)には傷跡が残りやすく、FUT法での移植後は、坊主頭や後頭部を刈り上げる髪型にすると傷跡が目立ってしまうことがあること。

また、メスを使って施術することで、移植手術自体は日帰りで行うことも可能ですが、術後は、切開した箇所の縫合や抜糸が完了するまでの期間、約2週間は安静にしていることが必要なため、日常生活に戻るまでには少し時間がかかるようです。

そして、FUT法は手術を担当する医師の熟練度も大きく関係。 技術が伴っていない医師に施術してもらう場合は、メリットにある高密度で自然に近い形に仕上げることは難しくなり、完成レベルが担当する医師によって大きく分かれることがあるデメリットを持つのがFUT(毛包単位植毛)法。 施術を希望する際は、自身での病院選びをしっかりと行うことが重要となってきますよ。

自毛植毛の種類 FUE(くり抜きグラフト採取)法
FUE(くり抜きグラフト採取)法とは?

この方法は、1960年代に広く行われていた「パンチ・グラフト植毛法」が新しく改良され、現在多くのクリニックで行われるようになってきた植毛方法の1つ。 2002年に発表された術式です。

本来の植毛方法といえば、メスを使った施術・手術を想像される方も多いと思いますが、このFUE(くり抜きグラフト採取)法の施術は、専用器具で毛を皮下の毛根ごとくり抜き、それを再び必要な箇所に植え替えるといった施術方法。 メスを使わないだけに、治療への恐怖をあまり感じること無くできる植毛方法です。

FUE(くり抜きグラフト採取)法 メリットは?

FUE(くり抜きグラフを採取)のメリットは、なんといってもメスを使わないこと。 メスを使わないことで先程も言いましたが、治療への恐怖感を抱くこと無く始めることが出来、また、頭皮を切らないことで、縫合の傷跡も残る心配が少ないといったメリットが有ります。 

FUE(くり抜きグラフト採取)法 デメリットは?

逆にデメリットは、発毛率の低さ。 施術の際は、毛を盲目的に毛根からくり抜き移植していくので、ドナー毛根を切断してしまう可能性が高く、毛根が切断されてしまうことで発毛率は低くなるといったデメリットが考えられます。 ですが最近は、これらの問題点・デメリットを改善するため、様々な技術が大きく改善されているようで、以前に比べるとFUE(くり抜きグラフト採取)方による植毛の発毛率はグンと上がってきたようです。 ですが、施術に高度な専門技術が必要とされる方法なだけに、まだまだ病院選びはとても重要なことです。

また、FUE(くり抜きグラフト採取)は、傷跡の縫合がない分、毛根を採取した傷跡は白く米粒状に多数残る状態となります。 もし、施術後・普段の髪型をさっぱりとした丸刈り頭で希望されるようであれば、この施術方法では傷跡がかなり目立ってしまうことからオススメすることはできません。

FUE(くり抜きグラフト採取)法がオススメな方は?

この方法は、狭い範囲の植毛を希望される方にオススメな治療法。プチ植毛を希望される方には特に効果的だと思われます。 

また、逆に、オススメ出来ない方は、たくさんのドナー採取(毛包)が必要となる広範囲の植毛を希望される方や、普段から さっぱりとした丸刈りヘアーにしている方、植毛をきに丸刈りにチャレンジしようと考えている方には、FUE(くり抜きグラフト採取)法だと、術後の傷跡が目立つといったデメリットがあるだけに、あまりオススメすることが出来ない施術方法です。

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